青い文字盤

青い文字盤を持つ機械式腕時計は、黒と白に続く第二の人気を誇ります。これには多くの理由がありますが、まずは最も明らかなものから始めましょう。青は多くの人にとって一番好きな色であることです。また、青が原色であり、ほぼ全ての色と相性が良いという点において、青の文字盤の時計は非常に使いやすいということも挙げられます。黒や茶色、白と容易に合わせられる色はそう多くはありません。夜会用の正装と合わせる機械式腕時計を探しているにしても、昼のカジュアルなコーディネートを求めている場合でも、青い文字盤の腕時計は、手首にどのような服装をも引き立てる色のアクセントを添えます。さらに、多種多様の色合いと文字盤仕上げの青を選ぶことができます。下で詳しくご紹介します。

仕上げられた文字盤の色にかかわらず、工程が始まる場所はいつでも文字盤ブランクです。これは一般的に真鍮や銀といった原料が使用されます。仕上げられた文字盤の製作工程における重要なステップに、電気めっきがあります。文字盤ブランクに電気めっきを施すことは、見栄えを優れたものとするだけでなく、腐食に対する抵抗力を強化します。一般的に、この工程には金や銀などの貴金属で塩を作る工程が含まれます。この塩が水に溶かされ、文字盤ブランクの電解浴を形成します。ここに浸けられると、電流が流され、それによって文字盤ブランクに少量の貴金属が沈着します。

この電気めっきが施された文字盤を青色にするためには、電解浴に特定の金属を追加します。例えば、ノモス クラブ・スポーツ・ネオマティック42はこの方法で作られています。タンジェント ネオマティック ブルーゴールドの深い青を作るのはより複雑であり、電気めっき中にまずゴールドの層を加え、その後で青を加えています。ラッカーかエナメルを使用する手法もあります。ラッカー塗装された文字盤は、文字盤ブランクを何層ものラッカーでコーティングすることで作られます。各層は、次の層がコーティングされる前に乾燥させる必要があります。それぞれの文字盤は、腕時計の部品として組み立てられる前に、入念な品質管理が実施されます。電気めっきされた文字盤は、ラッカー塗装された文字盤よりも一貫性のある結果をもたらしやすいため、ノモス グラスヒュッテが前者を好む理由の一つとなっています。

ノモス グラスヒュッテでは、様々な色合いの青の文字盤の機械式腕時計をご用意しています。こちらで全ての青文字盤の腕時計をご覧ください。

• アトランティック
  灰色に近い深い青であり、アホイモデルで使用されています。この堅牢な腕時計モデルが防水設計であることを考えれば、ピッタリの色であると言えるでしょう。