この腕時計は、ノモス グラスヒュッテの最も得意とするものです。日付を把握する特別な方法が2つあるのに、どうして日付表示を1つだけにするのでしょうか。ダイアルの端に配置するリングデイトと6時の位置にある大きな窓の両方がその役割を果たします。この2つの窓が一体となることで、現在の日付が一目で分かり、月全体が見渡せるのです。このイノベーションは、新開発の迅速な日付調節が可能な手巻きムーブメントであるキャリバーDUW 4601によって可能となっています。タンジェント 2デイトは直径37.5ミリメートルで、ホワイトシルバーとガルバニックブルーの2つのダイアルバージョンから選ぶことができます。

タンジェント 2デイトの詳細

視点の変化:2つのエレガントな日付ディスプレイを備える腕時計

これまで、ノモスの特別なリングデイトは、タンジェント ネオマティックとメトロ ネオマティックのアップデートバージョンにのみ使用されていました。この度、新しいDUW 4601キャリバーを備える手巻き式時計で初めてこの日付機構が使用されています。ノモスは常に最高を目指すことから、6時位置のクラシックな日付表示は現在の日付を表示し続けることができ、リングデイトは月の概要を表示します。これこそ時計内でのシンクロニシティの芸術なのです。

細いセリフ体の数字は、タンジェントモデルにおける一般的な特徴です。それは6時位置の日付表示でも使用されています。スモールセコンドダイヤルの表面に施された溝はアズラージュと呼ばれています。

日付ウィンドウの背景を構成する日付リングは、ダイアルと同じ深いブルーで、日付は白色でもはっきりと読み取れます。

豊かな装飾が施された新しいムーブメントは、日付リングのプレートを含む特大ディスプレイの裏面のサファイアクリスタルを通して見ることができます。内側に施された反射防止コーティングによって、この眺めをよりクリアなものにしています。

ムーブメント

DUW 4601: 太陽への敬意を内蔵するキャリバー

DUW 4601:タンジェント 2デイトの中で時を刻むこのキャリバーは、手巻き腕時計の世界で太陽を昇らせるものです。太陽光のようなポリッシュは、日付リングのプレートにまで到達しており、さらにその下に込められた技術も遜色なく素晴らしいものです。革新的な日付機能は、便利で迅速に設定可能な機構を備えており、香箱は最大限まで巻き上げられていると、最低でも52時間、つまり2日以上のパワーリザーブのエネルギーを貯留可能です。そして、これらすべてがわずか2.8 mmの厚みのムーブメント内に収められているのです。さらに、特に魅力的な追加要素として、透明仕様のテンプ受けがノモススウィングシステムを見せてくれます。

太陽光のような模様の中心にあるのは、ブルーのヒゲゼンマイを備えるノモス・スウィングシステムです。エレガントにスケルトナイズされたテンプ受けは、ほぼ完全にテンワを見せてくれます。

精緻な太陽光のような模様は、日付リングのプレートにまで伸びています。ムーブメントの周囲に設置された日付リングはノモスならではの姿であり、6つのルビーの上で優美に滑らかに動きます。