ノモスについて

それはザクセン州を表します。ドイツにはグラスヒュッテという名前の町が35もあるので、それらを見分ける必要があるのです。2005年以来私たちはロゴからSAの文字ははずしていますが、住所表記には残っています。

はい、その通りです。グラスヒュッテに本拠を置けば時計に「グラスヒュッテ｣と名前を入れてよい、というわけではないのです。裁判所におけるいくつもの判例で示された通り、、グラスヒュッテにおいてムーブメント価値の50％以上を製作している会社だけがこの街の名前を冠することができるのです。これにより、グラスヒュッテの仕事を保護し、顧客に対して私たちに託された伝統的な高い時計製作技術を約束するものなのです。ノモス社は、デザインと開発、製造をすべて自社内で行っており、その比率は求められている50％をはるかに上回り、実質的に95％を自社内で行っています。

ノモス グラスヒュッテは既にETA社のムーブメントを使用していないため、この決定から全く影響を受けていません。ETA社の決定はETAのムーブメントを偽造品等に使うことで、ETA社の名声に損害を与えるような劣悪な業者をターゲットとしたものでした。どちらにせよ、ノモスのムーブメントは自社製のものであり、グラスヒュッテで製造されています。自動巻き、手巻きにかかわらず、ノモスのムーブメントは最高の精度を誇り、グラスヒュッテの3/4プレートや独自のものであるノモス・スウィングシステム、青焼きのネジ、サンバースト装飾やグラスヒュッテストライプといった、時計製造における特別な特徴を有しています。ひとつひとつの時計における作業の大部分は、職人の手作業によって行われています。一方で、より良い品質と精度に繋がるものであれば、ノモスはCNCやレーザー技術といった最先端技術も取り入れています。ムーブメントにおいてベアリングとして使用されるルビーなどのごく限られたパーツのみ、ノモスの設計に従ったものを他社から購入しています。

DUWは「Deutsche Uhrenwerke NOMOS Glashütte (ノモス・グラスヒュッテドイツ時計製品)を略したものです。これらDUWキャリバーとそれを搭載する時計によって、私たちの設計と製造に注がれた努力は新たなレベルに到達しました。これらの時計はノモスにできることを正確に示すものです。ノモスが持つ全ての知識と技術が凝縮されているということです。